スノーボードをしたいときには一泊のプランになっているツアーの利用を検討してみましょう。このような形式のツアーにはどのようなメリットがあるのでしょうか。実は一泊のスノーボードツアーは種類を考えると枚挙にいとまがありません。
上手に使いこなすためにはメリットを知るだけでなく、工夫の仕方も理解していると役に立つので紹介します。
遠くまで行っても問題なし
スノーボードツアーに参加するときには日帰りにするケースがよくあります。一日しか休みがなくても問題なく参加できることに加え、宿泊を伴わないので安いのもメリットです。しかし、日帰りツアーでは時間にはあまり余裕がなく、移動まで含めて一日でこなそうとするとスノーボードをできる時間が短くなってしまいます。
近くのスキー場にしておかないと移動にばかり時間を使ってしまって半日しか滑れないということもあるのです。しかし、一泊するプランにしておけば初日と二日目に半日ずつ、あるいは二日目は丸一日滑ることができます。
遠くまで行っても特に大きな問題はなく、飛行機で北海道に行くプランなどもたくさんあります。行ってみたかったスキー場に行き、さらに存分に滑る時間を確保できるのがメリットなのです。
余裕を持って休める
時間的に余裕があるお陰で、存分に滑った後はゆっくりと休むこともできるのが宿泊付きのツアーのメリットです。普段からスノーボードをしていたり、他のスポーツで体を鍛えたりしている人であれば半日滑ったくらいでは特に疲れないかもしれません。
しかし、あまり日常的には運動をしていない人がスノーボードを半日もするとぐったりと疲れてしまうでしょう。その体を引きずって自宅に帰る必要はなく、近くの旅館やホテルに泊まることができます。ツアーによってはスキー場から宿泊施設までバスで送迎してくれるのでかなり疲れていても問題はありません。
ゆっくりと休めば翌日も元気になり、活動的な一日を過ごすことができるでしょう。
スノーボード以外にも料理や温泉も楽しめる
一泊するという予定を立てるとスノーボード以外にもたくさん楽しめるものが増えるのも魅力です。例えば、旅館に泊まれるツアーを選べば、冬の季節に合った鍋料理やカニ料理など、あるいはその地域の郷土料理やおせち料理などでもてなしてもらうことができます。
初日はたっぷりと滑って旅館に到着するとちょうど夕飯の時刻になり、美味しい食事に舌鼓を打てるのです。さらには、グルメが好きな人のためにグルメツアーも兼ねているスノーボードツアーもあります。冬が旬のものはたくさんあるので、好みに応じて美味しい料理を楽しめるようにツアーを選びましょう。
また、スキー場は山の上にあるのが普通で、その周辺では温泉が湧いていることがよくあります。旅館やホテルに温泉があるだけでなく、周辺には泉質の違う温泉がたくさんあって温泉巡りをすることもできるでしょう。家族旅行や会社の慰安旅行、サークル旅行などの場合には全員がスノーボードをしたいと思うわけではないかもしれません。
スキー場に行きたくない人は温泉巡りをするといったプランも作り上げることができます。オプションとして組み込まれているツアーもあるので検討してみると良いでしょう。この他にも、タイミングが合えば冬祭りや雪祭りなどがちょうど開催されていることもあるので、スノーボードと併せて楽しむ計画を立てるのも賢いと言えます。
到着日と翌日は違うことをしても良い
スノーボードツアーは現地では自由行動ということも珍しくありません。また、プランとして到着日と翌日の両方をスキー場で楽しむという形にしていない場合もあります。スノーボードがメインと考えて旅行計画を立てていたとしても、到着日も翌日もスノーボードをしなければならないわけではありません。
違うことをして旅行を楽しむという方法もあり、特にプランが固定されていないなら当日の気分で自由に決めることが可能です。大抵のスノーボードツアーではリフト券が付いていますが、一泊の場合は半日券が普通で、半日券二枚か一日券という場合もあります。
半日券だけであればそれを初日に使っても二日目に使っても良いでしょう。半日券二枚や一日券という場合にも温泉券などに交換できる場合もあるので、どんなプランになっているかをよく見て決めるのが大切です。特に当日に変更したくなるかもしれないときにはリフト券は半日分のものにしておくと柔軟に行動できるでしょう。
一泊二日ではなく一泊三日も検討しよう
一泊のスノーボードツアーを利用するときにできる工夫として、一泊三日で行くという方法があります。一泊二日が当然ではないかと思うかもしれませんが、バスツアーではこのような特殊なプランも存在しているのです。夜行バスを利用すると旅館やホテルに泊まるのは一回だけで、もう一泊は車中泊になります。
このようなプランを業界では一泊三日と呼んでいて、行きも帰りも夜行バスにすると一泊四日になるのです。一泊三日のプランでスノーボードツアーに行くときには二つのパターンがあります。夜行バスで現地に向かい、早朝にスキー場に到着してオープンと同時に滑り始められるというのがよくあるパターンです。
もう一つは帰りを夜行バスにする方法で、一泊した翌日はオープンからナイターまで滑って帰ることができます。どちらもフルで滑ることができる日があるのが特徴になっていて、もう一方の日は滑っても他のことをしても問題はありません。
多いのは行きを夜行バスにするパターンで、丸一日滑って疲れた体を一泊して休められるという形になっています。
バスツアー以外も検討しよう
旅行会社が提供しているスノーボードツアーにはバスツアーが多い傾向がありますが、他のものも検討してみるのが大切です。移動手段で分類すると新幹線ツアー、飛行機ツアー、マイカーツアーが代表的なものとして知られています。
このようなツアーの場合には基本的には新幹線や航空券の費用が少し割安になっていて、さらにリフト券代が団体割引になり、宿泊費についても若干値引きしてくれるのが一般的です。個々に見てみると割引額は大したことはなくても、旅行で大きな費用がかかるところがほとんど割引になるので総額ではかなり割安になります。
バスは楽なのがメリットですが、新幹線や飛行機の方が速く、またマイカーの方が家族旅行はしやすいので検討してみましょう。